今は灼熱の季節、猛暑の入口に差し掛かっているが、冬が明け、春が近づくといちごの季節となる。いちごは子供たちが好きで、スーパーで買ってきたいちごは1日でなくなる。不意に、AIに対する解像度が低い人たちを見下し、マネタイズをしているアカウントを思いうかべるが、それらの人たちも、生計を立てるためには仕方がないのかもしれない。

arXivで論文を読むのが日課だ。読むと言っても英語は得意ではないので、LLMに読ませて不明点を聞いたり、自分の考えをAIにぶつけたりする。もともとは読み込ませた結果をnote用の記事にしていたが、そうして生み出された記事になんの価値があるのか。誰でも簡単に情報を要約できる時代。ならば価値があるのは己の中に眠っている人間としての私だ。

無駄に前置きが長くなったが、存在論的リスク研究センターによる、「戦争におけるインテグレーター AI支援による武力行使決定の仲介」という論文について話したい。

最初、戦争に特化した内容かと思ったが、本質的にはこれからの時代に必要な人材が見えてくる内容だ。

内容をかいつまむと、AIの進化が早すぎて、人間とAIとの間に差が生じている。

論文は、技術統合の難しさを歴史的な例で示す。

1903年にライト兄弟が飛行機を発明してから、それが軍艦で実用化されるまで17年もかかった。飛行機を船に乗せるだけなのに、なぜそこまでかかったのか。それは、着陸の難しさにあった。動いている船に対して飛行機を着陸させる難しさは、技術者たちの想像を超えていた。結局、航空技術と海軍技術の両方を理解する技術者が、アレスターギアという着陸用システムの開発をして解決へ導いた。

ここで重要なのは、システムと人間のつなぎである。ここまで書いて、当たり前のことだと思ったが、まずは最後まで書ききりたい。

AIが進化しても、システムと人間のつなぎは必要になる。

例えば医療用の画像診断AIであれば、開発者が高性能なモデルを作っても、医師は使い方や責任の所在について思案する。だから医療AIコーディネーターが必要になる。教育であれば、個別最適学習システムを作ったとしても、教師が授業にどう組み込むかを支援するEdTechコーディネーターがいたほうがスムーズだ。

AIに仕事を奪われるは、言い過ぎで、これからは繋ぐ人が主役になる時代が来るだろう。エンジニアは技術と人間の通訳ができるように、継続して技術を磨いていく必要がある。また、コーディネートに欠かせないのは人間力。板挟みのプロがこれからの社会を動かすと考えさせてくれる論文だった。

最後に、論文が提唱する責任あるAI統合の10の柱を紹介。ここはAIに書いてもらった。

  1. 最初によく考えろ(本当にAI必要?)
  2. いろんな視点を入れろ(技術オタクだけじゃダメ)
  3. データをちゃんと扱え(ゴミデータ=ゴミ結果)
  4. 結果の意味を理解しろ(数字の羅列じゃ意味ない)
  5. 何を解決したいか明確に(目的がブレるな)
  6. ちゃんと記録・説明しろ(後で「なんで?」と聞かれる)
  7. 間違いを認められる仕組みを(完璧なAIはない)
  8. 説明できるAIにしろ(ブラックボックスは危険)
  9. 技術は政治的(中立なんてない)
  10. 緊急時の対策を用意(AIが暴走したら?)

参考:https://arxiv.org/abs/2501.06861

余談だが、久しぶりに自力でblogを書いたときに感じたのはライティング能力の低下。これからの時代。頭の使い方も考えていかないと退化してしまう。